親不知と全身麻酔。
大寒波でまつげが凍る・電車で居眠りしているサラリーマンがもたれかかってきてるけども……そこで暖を取ってしまうはちです。
先日、キャスで親不知の話題で盛り上がったので、実体験を投下。
学生の頃、下の奥に2本親不知がありました。
騙し騙し生活していたのですが、親不知による頭痛の侵略により、ついに抜くことにしたのです。
親知らずの生え方は様々あるって、みなさんご存知?
私は左下の「横から突っ込んでくる」タイプでして。
町医者では抜けない子だったんです。
局部麻酔は意識あるのが嫌だった・1本ずつ抜くと時間がかかるため、大きな病院に1日入院して全身麻酔で抜くことにしました。
学校休んで。
全身麻酔に興味ありましたしね!
入院し、いざ手術室へ……。
手術の前にあらかじめ点滴をしていたのですが、管の中間地点から麻酔注入するんです。
よし!カウントだ!!!
1・2……昏睡。
全身麻酔ゴイスー!!
と、思っていたのですが。
手術中にまさかの麻酔切れ。
深い眠りについているところ、今までで体験したことがない激痛によって強制起床。
しかし、口の中には口を開ける器具が装着されており、顔には何か布(手術シーンでよくみるアレ)が被せられて。
恐らく、私は「んぎぃいいああああ!」と暴れました。
周囲から「抑えて!」とかなんとか声が聞こえたような気がします。
次に目が覚めたのは、ベッドの上でした。
「知らない天井……」
なんて悠長なこと言ってられません。
「え? は? 何が起こっている?!」と、混乱。
そして術部の激痛……。
朦朧とする意識の中、混乱の中痛みと戦い、ベッドで戦っていると、
白衣を着た人がやってきました。
「あ、目覚めた? ごはん(夕食)あるから。親知らずは抜けました」
……医者かよ……。
ひとまずナースステーションへ行こう、そうしよう。
ベッドから抜け出し、ナースステーションへ向かう→全身麻酔が残っており
壁に激突……痛い……。
壁にぶちあたりながら、ナースステーションに到着。
お酒に酔って、千鳥足とは違う感覚の千鳥足。
看護師「あ、起きた? 麻酔切れちゃったね~。晩御飯、取ってあるから食べれたら食べてね^^」
さらっと麻酔切れたことを告げられ……そうだよね、すっごい痛かったもの……。
冷めきったごはん&激痛で、夕食が摂れるわけもなく。
まだ麻酔残ってましたし。
諦めて眠りました。
んで、翌日退院。
もっこり腫れている頬(麻酔切れた側)。
不憫に思った母が「今日なんか食べたいものあるかい?」と、気を使ってくれ、
なぜか私は「エビフライ」と答えました。
当然もぐもぐ食べられるわけなく、しゃぶって食べました。
しばらく固形物が食べられない生活はしんどかったです。
あと、親知らずを抜いた跡に出来たクレーターに、食べ物が詰まるので、都度都度清潔を保つのが面倒くさかったです。
数十年後、術中の麻酔切れは「立派な医療事故」と言われ衝撃を受けたのは
また別のお話。
てことで、これから親知らずを抜こうと思っているみなさま!
震えて待て(笑)